前回の記事(起業したいひとに必要な2種類の知識)の続きです。

数字の経営計画が仕上がっても、具体的な行動計画まで落とし込めていなかったら、それは極端な話、数字遊びでしかありません。

 

何の役にも立たない、と言い切れるほどです。

 

なぜここまできつい言葉を使うかというと、それには理由があります。

 

たとえば、整体院を開業したAさんが、来月50万円の売上を計画したとしましょう。

Aさんの施術料金は1回5000円です。

 

そうすると、単純な計算で、売上50万円を達成するためには来月の30日間で100人の患者さんに施術する必要があります。

 

週に1日休むとして、25日の稼働と仮定すると、一日平均4人以上の患者さんに施術するという計算になります。

 

このとき、「なるほど。一日4人か。私ひとりでも十分対応できる。」なんて思ってホッとしないでほしいのです。

 

ここで考えてほしいのは、毎日毎日4人の患者さんをどうやって集めてくるのか、ということです。

 

あなたがAさんだったらどんなふうに集客しますか?

 

ここでは、多くの整体院が利用している折り込みチラシを例にとって考えてみたいと思います。

 

最近は新聞折り込みやポスティングの反応率は一般的に0.01%~0.03%程度と言われています。

 

1万枚のチラシを配布して3名の集客につながるかどうか、という世界です。

10名の患者さんを集めるだけでも3万4000枚ほど配布する必要がある、という計算になります。

 

この方法で100人の患者さんを連れてくるとなると、単純計算で34万枚程度の配布が必要ということになります。

 

とはいえ、これは現実的ではありません。

費用も1枚あたり3.3円だとしても税別で112万円ほどかかることになります。

 

気が遠くなってしまいませんか?

元手38万円でスタートした私には到底考えられない規模の金額です。

 

では、どうすれば解決できるのでしょうか?

 

ここで「起業してから必要になる知識」の出番です。

 

起業した瞬間にあなたは事業主となり、「起業してから必要になる知識」が求められます。

 

繁盛している整体院の先生は患者さんを集める自分なりの方法論を持っています。

運や偶然だけで「繁盛し続ける」ことはできません。

 

本人に直接聞いても、謙遜して「ラッキーなだけ」「大したことは何もやっていないよ」と答えるかもしれませんが、ご本人が意識しているかしていないかにかかわらず、必ず、「こうすればいい」という方法や仕組みを持っています。

 

あなたも自分に合った方法を探し、見つける必要があります。

 

このときあなたにはどんな知識が必要かわかりますか?

 

答えは・・・

 

 

マーケティングです。

マーケティングの情報収集をして、しっかり勉強してください。

 

え?マーケティング?

そんなの私とは関係ないんじゃないの?

 

と思ったら、あなたは13年前の私と似たような勘違いをしている可能性があります。

 

私は「マーケティング」という言葉は聞いたことがありましたが、勝手な思い込みで、「マーケティング=市場調査」だと勘違いしていました。

 

つまり、マーケティングというのは大企業が市場のニーズをリサーチしてその結果を商品開発に活かすための活動だとばかり思っていたのです。だから私のように小さな翻訳会社には関係のないことだと決めつけていたのです。

思い込みって怖いですね。

 

でも、本当の意味はまったく違います。

私は女性向けの起業セミナーでは、必ずこの点に触れるのですが、それは私のように間違った思い込みから勝手に勉強する必要なんてない、と勘違いし、ムダに遠回りをしてほしくないという思いからです。

 

本当はマーケティングこそ、私たちのようなスモールビジネスには必要な知識であり、必須のスキルなんです。

 

けれど、マーケティングの勉強をしましょう、と言ったとたんにアレルギー反応を起こす女性も少なくないので(その気持ちはよ~くわかりますが・・・)、次回はマーケティングの本当の意味と、小さな起業を目指す方が勉強すべき、おすすめのマーケティングの分野について取り上げたいと思います。